とても珍しいカッパのミイラを見に伊万里へ行こう!

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佐賀県伊万里市の酒蔵に国内でもとても珍しいとされる全身の河伯(カッパ)のミイラが現存します。
過去テレビなどでも大々的に取り上げられてきたので、ご存知の方も多いでしょう。

この様に祀られています。


松浦一酒造 に展示されている河伯のミイラ
カッパは伝説の動物とされていますが、私達には、こんなイメージが一般的かと思います。
昔から「カッパと相撲を取った」など全国あちらこちらにカッパ伝説があるようです。
ウィキペディア「河童」がとても面白く楽しく学べました。
なぜ、河伯(カッパ)のミイラが伊万里の酒蔵にあるのかは次の通り。
(長文ですがとても面白いのでご興味のある方は是非読んで下さい。)
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我が家には、伝説の動物とされるカッパのミイラが現存しています。





そのミイラの姿は、体調約70cm、頭がい骨が皿のようにくぼみ、背中は一見甲羅のように16個の背骨が突出し、足が前後で4本、特に前足は指が5本に対し、後足には指が3本、そして指と指の間には水かきがついています。





見れば見るほど不思議な面相をしていて、昔から描かれているカッパの絵によく似通った特徴が数多く見受けられます。





さて、我が家にどうしてこのような不思議なカッパがあるかと由来をたどってみますと、田尻家は私で17代にあたりますが、昔から当家には何か珍しいものがあるらしいという言い伝えがありまして、それが何でどういうものかは皆目わからぬままに何代も過ぎて参りました。

ところが、ちょうど昭和28年に母屋の屋根の葺き替え工事中に、大工の棟梁が「梁の上にこんなものが…」と持ってきたのがボロボロの紐でくくった黒い箱。蓋をとると中からなんとも奇妙な動物のミイラが出てきました。





河伯が入っていた黒い箱






最初は一同ビックリ仰天。
更に黒い箱を調べてみると、箱には「河伯」と墨書きの二文字が書かれてあります。ものの本によればこれが本当のカッパという文字だということで、カッパであることが判明しました。







では何故、この田尻家にカッパがあるのでしょうか?

話はさかのぼりますが、戦国時代の田尻家は、筑後の国・田尻村の豪族で、当時、筑後のオオカミと呼ばれるほどの勇力を持ち、肥前の竜造寺、豊後の大友氏との間に幾度かの戦いを繰り返しながら、今から430年前に鍋島直茂公によって、肥前国下松浦郡山代村(現・伊万里市山代町)に所領1650町歩を与えられ、定住の地とした訳です。






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ところで、この筑後の国田尻村には飯江川という大きな川が流れ、この河には筑後川とともにカッパの伝説が数多く存在します。その田尻村から山代村に移住するときに、このカッパのミイラを持って来たのではないかと推測しています。

山代村に移住した田尻家は、正徳6年(1716年)より酒造りを営んで来ました。
お酒には何と言っても、良いお米ときれいな水がないとおいしいお酒は出来ません。
当時は、井戸を掘ってきれいな水を掘り当てる以外に方法がなかったと思いますが、カッパはきれいな水にしか生息せず、水の守り神として崇められていたので、多分、きれいな井戸水を掘り当てる願いをかけて「水のお守り神」として大切に保存されていたのではないかと思います。





現在、田尻家は観光酒蔵として、この水神カッパのミイラのほか古い酒造道具や農機具・民族資料など、200点あまりを展示して一般の方々に無料でご覧頂いています。








「これは本物だ」「いや、カッパは架空の動物だ。作り物だろう」といった、カッパ評議に花が咲きますが、本物?偽物?…いずれにせよ私どもは先祖から受け継がれた水のお守り神、すなわち酒のお守り神として今後も大切にして、良いお酒をつくるよう更に研鑽努力をしていこうと心を新たにしています。





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このミイラは本当に河伯(カッパ)かどうかは専門家をもってしても不明の様ですが、伝説の生き物として今後も夢を与えて欲しいと思います。






なんでも、この河伯のミイラを拝むと子宝に恵まれるという話ですので希望される方はドライブがてら行かれてみては如何でしょうか。





松浦一酒造株式会社



年中無休


9:00〜17:00



河伯のミイラは無料で見れます。



予約すれば蔵の案内もして頂けます。


電話 0955-28-0123



詳細はHP を

http://www.matsuuraichi.com/index.html














最後まで読んで頂き

ありがとうございました。

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ABOUTこの記事をかいた人

名前:中島 英樹 国内トップレベルの閲覧数を誇る“THEエギング烏賊追い人のブログ”を運営するエギングブロガー。佐賀県在住で長崎県の平戸をホームに一年中アオリイカをメインに追っている。座右の銘は「狭き門より入れ」家庭では妻・一男二女の父。夢は子や孫と国境で待ち合わせる旅をすること。1967年3月生まれでビールと烏賊が大好物。