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目次
この何気ないエギを集めた1枚の写真が語るもの

海底から回収されたエギとジグ
この写真は和歌山にお住まいでフェイスブック友達の「雄一チョキチョキ」さんから提供いただいた写真です。この写真を昨日、私のインスタグラムで公開した所、大きな反響をいただきました。
なぜ、このエギを並べただけの1枚の写真が見た方々の心に刺さったかを紐解いていきたいと思います。
この写真についての説明
この写真は雄一チョキチョキさん(以下雄一さんとします)が、自ら海に素潜りで根掛かりしているエギを2時間ほどで回収された写真です。
ちなみに下の写真はその2週間前に同じ場所で回収したエギ。
2週間前に同じ場所で回収した根掛かりしていたエギとジグ(水深は一番深い場所で大潮の干潮時にもぐって5~6メートル付近で満潮時ならプラス2メートル)
雄一チョキチョキさんにお伺いしました。
詳細についてお話をお伺いしました。
毎年、必ず潜ってエギを回収してます。今では僕の中で行事となっています。
場所の選び方は一度もぐった場所は、その年にはもぐりません。回収率が悪いからです。でも、今年はあえて、二週連続してもぐったのは、新子シーズン始まりの時期で、駐車場整備されてる広い場所で、土日が何時でも満車の状態での人気のある磯で潜れば、どれだけ回収できるかを実証したかったからです。結果的に、予想以上の回収ができました。爆発的人気エギングに改めて驚きます。
潜って確認できた海底のエギロストの仕方ですが、半分以上が磯から三メートル付近の足元付近のかけ上がりでロストしていました。最後までしぶとく粘るのは考え物です。しっかりアピールできるしゃくり方だったらそれまでに釣れてますよね。
後は、高さのあるシモリでのロストはカンナが壁になってる面に突き刺さってます。それと海底は平地の磯だけど、海底に生えている海草の根っこ付近にリーダーから絡まってるエギとかでした。この状態が一番厳しい根ががりですね。海中でエギ回収するときでも、なかなか海草から離れませんでした。
ちなみに根掛かりしているエギはカンナの部分が根掛かりしており、シンカーが岩場などに挟まっているエギは今まで見たことないとのこと
余談ですが、潜って気付いたのは、アオリイカや魚は透明度が高いほど、その場所を好み回遊してます。
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雄一さんが考える根掛かり回避のヒント
あくまで、僕の個人としての考えなんですが、シャクってフリーホールやカーブホールで着底してもその着底瞬間にカンナはシンカーより上を向いてると思います。
なぜ根掛かりするのかは次のアクションするときにスラッグをしっかり取れてないからだと思います。
スラッグなしにアクションすればエギは低空角度から移動し、その凄く近くの周りにある障害物にカンナがつきささるのではないかと思っており、スラッグをしっかり取れていたら跳ねる角度が高角度から始まり、障害物に当たらないアクションを出来るのではないかなと考えてます。
海中で腐食するエギ

上から約2ヶ月、約4ケ月、半年以上海底に放置されていたエギ
この写真のエギが語ること
この写真は多くのことを語ってくれています。
ロストしたエギはゴミとなること。理想はこのエギが数年後自然分解して自然に馴染んでくれれば、それが良いのでしょうが、そのエギを作る為にコストが高くなることは売れなくなることに関係するので、メーカーさんも悩ましい所でしょう。
以前、某エギメーカーさんに電話で取材したことがありますが、シンカーの材料は昔と比べて自然に優しい材料を採用しているそうです。
それと、ロストした時に気になるのは海底に根掛ったエギをアオリイカが抱いて逃げれずに命を落としているのではないかということも気になりますね。
海に潜るのは危険です。
雄一さんは、潜ることに関して経験豊富で海の怖さなど安全面の知識が豊富ですが、私たちが潜るのは大変危険です。
潜ることは常に危険と隣り合わせだということで、注意喚起でご助言をいただきました。
PEラインなど足に絡まると、なれていない人なら命取りです。
水深が深くなるにつれて水圧がかかり、耳の鼓膜を痛める原因になります。自分自身の息の止めてる時間が陸地で何もしない状態で1分なら潜っていて、海中での作業してる状態なら30秒もつか保たないぐらいです。常に平常心で潜れる人じゃなければパニックになります。
最後に
定期的に海底の清掃をされている雄一チョキチョキさんには頭がさがる思いです。貴重なお話をありがとうございました。
宝石のようなエギも海にロストすれば環境を壊すゴミになることを肝に命じて釣りをしていかなければならないことを忘れてはいけません。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
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